大統領は首席秘書官会議で、韓国側労働者が乗用車の屋根やボンネットに原材料や製品を山積みにして開城団地から戻る様子がテレビを通じ、世界の人々に伝わったと言及。「お互いの合意が一瞬で水の泡になる状況なのに、世界の誰が北朝鮮に投資をしようとするだろうか」と非難した。
北朝鮮は3日に韓国からの団地立ち入りを禁じ、9日には北朝鮮の全労働者を撤収させた。これを受け、韓国は25日に開城工業団地の正常化に向け、南北当局間の実務会談を提案した。しかし、北朝鮮が拒否したため、翌26日に韓国労働者の全員撤収を決めた。27日には団地に滞在する176人のうち126人(中国人1人を含む)が韓国側に帰還した。
残る50人はきょう午後に帰還する予定。ただ、午前10時半現在、北朝鮮は帰還する韓国労働者の通行に同意していないという。
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