【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部が28日に発表した報告書は、ウォン・円レートが10%円安になった場合、4~6月期の韓国の輸出が前年同期比で1.9%減少すると分析した。
 報告書は1ドル=100円近くになった足元の為替相場について、「円安が韓国の輸出に与える影響が次第に明確になってきている」と指摘した。
 1~3月期の対日輸出は前年同期比で大幅に悪化している。鉄鋼が25.0%減少したほか、機械は23.9%、電機・電子は19.2%それぞれ減少している。
 特に為替の影響を受けやすい中小企業にとってウォン高・円安は深刻だ。中小企業の損益分岐点は100円=1343ウォンとされるが、現在は100円=1100ウォン台まで円安が進んでいる。
 同部の経済分析課長は「海外生産の比率が増えて為替が輸出に与える影響は減っているが、円安が続けば輸出の下ぶれリスクが大きくなる」と話す。
 報告書は円安対策として、輸出企業の投資意欲が低下させないために投資環境の改善や国内経済の活性化を提言した。

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