【世宗聯合ニュース】韓国の国土交通部は31日、1~3月期の海外建設受注額が前年同期比56%増の125億4000万ドル(1兆1800億円)を記録したと明らかにした。
 今年の受注目標額(700億ドル)の18%水準で、ここ5年間の1~3月期平均(143億ドル)に及ばない。ただ、下半期以降に大規模受注があることを踏まえれば、今年の目標達成は難しくないとみられている。
 地域別にみると、アジアから全体の58.4%となる73億3000万ドルを受注し、中東中心の受注構造から脱却した。
 SK建設とGS建設が21億ドル規模のベトナム精油プロジェクトを受注し、現代建設は8億2000万ドル規模のウズベキスタン発電所工事を受注するなど、アジアだけで前年同期より3倍以上の業績を上げた。
 受注業績を支えてきた中東からは46億4000万ドルを受注し、前年同期より小幅増加した。ベトナムから22億3000万ドル、アラブ首長国連邦(UAE)から18億ドル、インドから11億5000万ドル、イラクから10億5000万ドル、サウジアラビアから10億2000万ドルを受注した。
 国土交通部は今年の受注目標を達成するため、7~9月期にサウジアラビア、UAEなどに支援団を派遣するほか、イラクの再建事業に参加するため同国と共同委員会を開催するなど、海外建設受注に向けた支援を展開する。

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