首席秘書官会議の模様=27日、ソウル(聯合ニュース)
首席秘書官会議の模様=27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は27日、初の首席秘書官会議を主宰し、「一丸となり、責任を持って(仕事に)臨んでほしい。民生を含む国政懸案にしっかり対応すべき」と語った。
 就任から3日目を迎えたにもかかわらず、政府組織改編案の可決に遅れが出ており、閣議が開催できずにいるなど「国政空白」が懸念されていることを念頭に置いた発言とみられる。
 朴大統領は政府組織を17部3処17庁に再編する改編案を発表したが、野党側は放送通信委員会の一部機能を新設される未来創造科学部に移管することなどに反対し、国会での可決が遅れている。そのため、新設・改編された閣僚や国家安保室長は任命状を受け取っていない。
 首席秘書官会議には秘書室長、国家安保室長、警護室長の3室長と9首席秘書官が出席するものだが、この日の会議に国家安保室長は出席できなかった。
 朴大統領は「北朝鮮が核実験を実施し、安保問題が懸念される状況で、安保分野のコントロールタワーの役割をする方が初の会議に出席できなかったのは非常に残念だ」と遺憾を表明。国会に同案の速やかな成立を求めた。

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