【ソウル聯合ニュース】米ブルームバーグは27日までに、燃費を水増し表示したとして消費者が現代自動車を相手取り起こした集団訴訟で、同社が原告団と和解に合意したと報じた。
 原告側の弁護団はロサンゼルス連邦地裁に提出した文書で、原告団が現代自動車との合意条件に原則的に同意したと表明した。現代自動車と共に提訴された同社傘下の起亜自動車も同内容での和解を検討しているという。補償金の金額は公開しなかった。
 全米では両社を相手取り、計38件の訴訟が起こされたが、今月からロサンゼルス連邦地裁が担当することになった。
 両社は昨年11月、過去2年間に自社の車両(約90万台)を購入した消費者に燃料購入のためのカードを提供するとの計画を発表した。燃費の水増し表示については、韓国の燃費測定施設での「手続き上のミス」と釈明した。
 一方、両社は米国に新モデルを投入し、シェア回復に乗り出す方針だ。現代自動車は3月に7人乗りスポーツ用多目的車(SUV)「サンタフェ ロングバディー」、起亜自動車は同月に準中型車「K3」、5月に準大型セダン「K7」を発売する。
 両社の昨年12月の合計シェアは7.2%、今年1月は7.7%とやや振るわなかった。

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