【ソウル聯合ニュース】韓国企画財政部が26日にまとめた「2012年海外直接投資動向」によると、昨年の海外直接投資(申告ベース)は390億1000万ドル(約3兆5858億円)となり、前年比で14.3%減少した。
 2011年はエネルギー企業による資源開発投資額(204億5000万ドル)が多かったが、昨年は半分以下(98億8000万ドル)に減った。鉱業を除く資源開発などの海外投資額は291億3000万ドルで、16.1%増加した。製造業への投資額は4.2%増の105億ドル、金融保険業は29.2%増の68億ドル、不動産賃貸業は129.1%増の25億6000万ドルだった。
 海外投資に製造業が占める割合は2011年の22.1%から昨年は26.9%に上昇したが、鉱業は44.9%から25.3%に下落した。同部は「2008年から資源開発への集中的な投資が行われ、2011年までの4年間は鉱業投資が製造業より多かったが、昨年は製造業が業種別投資額1位になった」と説明した。
 投資先別では北米が78億1000万ドルとなり、57.6%減った。最大投資国は3年連続で米国(69億ドル)となった。中国への投資は35.7%増の64億8000万ドル、オーストラリアは7.0%増の44億1000万ドル、オランダは813.9%増の28億5000万ドル、香港は20.8%増の20億6000万ドルだった。オランダと香港は電気・ガス業への投資が大幅に増えた。
 同部は年金基金の投資増加、米国と中国経済の緩やかな回復などにより、今年の海外投資はやや増加するとの見通しを示した。

Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0