【ソウル聯合ニュース】朝鮮半島有事を想定した定例の韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」が、来月10日から21日まで実施される。韓国軍合同参謀本部と韓米連合司令部が21日、明らかにした。
 同演習は韓米連合軍の作戦遂行能力の向上や韓国軍の戦争遂行能力維持などを目的に、さまざまな状況を想定して行われる連合・合同指揮所演習(CPX)だ。
 北朝鮮の3回目の核実験実施後、追加挑発の可能性が指摘される中で実施されることになる。韓国軍から約1万人、米軍から約3500人が参加する。
 今年の同演習は2015年に予定されている韓国軍への戦時作戦統制権移管を見据え、韓米連合司令部ではなく韓国軍合同参謀本部が主導的に計画を樹立し、施行する。
 合同参謀本部関係者は「合同参謀本部が訓練計画を樹立するのは今回が初めて」とした上で、実質的に韓国軍が主導する初の演習と説明した。
 同演習には在韓国連軍司令部の加盟国であるデンマーク、英国、オーストラリア、コロンビア、カナダの兵士も参加し、中立国監督委員会から派遣された監督官が演習を見守る。
 国連軍司令部軍事停戦委員会は同日、板門店を通じ北朝鮮軍に同演習日程を通報し、同演習が現在の朝鮮半島情勢とは無関係な定例の韓米連合演習であることを明確に伝えた。
 また合同参謀本部と韓米連合司令部は、同演習とともに野外機動訓練「フォール・イーグル」を来月1日から4月30日まで実施する。
 韓国軍からは約20万人、米軍は海外からの増員兵力約1万人が参加する。
 米軍戦力として原子力空母とステルス戦闘機F22、戦略爆撃機B52などを訓練に参加させることを検討中だ。 

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