2010年からスタートした「KSLV-2」事業では、3段式ロケットの打ち上げを目指す。下段(1段目)ロケットがロシア製だった羅老とは異なり、1段目ロケットも韓国技術で開発する。
当初2021年の打ち上げを目指していたが、教育科学技術部と韓国航空宇宙研究院はこれを前倒しし2018~2019年の打ち上げを目指す。
教育科学技術部によると同事業では2021年までに1兆5449億ウォン(約1296億円)の予算が配分され、研究開発が進められている。2011年末に国家宇宙委員会が策定した開発計画によると、純国産技術によるロケットを開発し、1.5トン級の実用衛星を地上600~800キロの軌道に投入する。
「KSLV-2」では1段目の液体エンジンまで韓国技術で開発することを目指す。新ロケットは3段式で全長46.5メートル、重さ200トン。全長33メートル、重さ142トンの羅老より大型となる。推進力は300トンで、羅老(170トン)を大きく上回る。エンジンが一つの羅老とは異なり、4基のエンジンを搭載する。
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