【ソウル聯合ニュース】外交通商部の関係者は30日、独島問題と「東海」表記問題を担当する部署を来月に一元化する方針を明らかにした。現在は独島問題を国際法律局領土海洋科が、東海表記に関する問題を国際機構局国連科がそれぞれ担当しているが、両問題が歴史問題との認識の下、領土海洋科に一元化するという。
 一元化は来月中旬ごろに行うという。同関係者は「二つの事案を総合的かつ戦略的に扱えるようになると期待している」と話した。
 昨秋は米グーグルや米アップルの地図サービスに関して、独島と東海表記が同時に問題になった。これを受けて、管轄の一元化を進める動きが出た。昨年の国際水路機関(IHO)総会終了後、国際機関で東海表記問題についての議論が事実上、ストップしていることも一元化への流れを加速させたようだ。
 外交通商部は領土海洋科に担当を一元化するとともに職員の増員を計画している。韓国政府内では日本の右傾化で同科の業務が増えていることを踏まえ、領土科と海洋科を分離することで効率的な対応を目指すべきとの声も上がっている。
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