ソウルのサムスン電子広報館=(聯合ニュース)
ソウルのサムスン電子広報館=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】今年の世界スマートフォン(多機能携帯電話)市場で、サムスン電子のシェアが米アップルの2倍以上に拡大する見通しだ。
 韓国の金融投資業界と米調査会社のストラテジー・アナリティクス(SA)によると、今年のスマートフォン出荷台数は世界全体で8億5000万台と、前年から29.0%増えると予想される。
 このうち、サムスン電子の出荷台数が3億2040万台、アップルは1億5900万台となる見通しだ。シェアはサムスン電子の37.7%に対し、アップルは18.7%。
 次いで、LG電子の出荷台数が4800万台(シェア5.6%)、華為技術(ファーウェイ)が4270万台(5.0%)、中興通訊(ZTE)が3770万台(4.4%)、宏達国際電子(HTC)が3620万台(4.3%)、ソニーが3400万台(4.0%)、リサーチ・イン・モーション(RIM)が3020万台(3.6%)と予想された。
 サムスン電子のシェアは2010年に8.0%で、アップル(15.9%)のほぼ半分だったが、2011年には19.9%に伸び、アップル(19.0%)を抜いた。昨年は32.2%で、アップル(21.0%)の1.5倍に拡大した。
 サムスン電子は今後も独走し、2016年のシェアは39.5%と、アップル(17.0%)の2.3倍になると予想される。
 サムスンが今年発売する「ギャラクシーS4」「ギャラクシーノート3」のように、収益率が高い中レベル製品の販売拡大に対する期待が高い。一方で、ウォン高の進行と、スマートフォン市場の高成長の頭打ちが懸念材料に挙げられる。

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