KTの李錫采(イ・ソクチェ)会長は20日、韓国プロ野球10番目の球団で京畿道・水原を本拠地とするKT水原の創設に当たり、聯合ニュースとのインタビューに応じた。
李会長は球団創設を機にワンランク上の情報技術通信(ICT)革命を実現するとの覚悟を語った。「電力がなくては社会が機能しないのと同じく、未来はネットワークが今の電力のように社会の中核インフラになる」と強調した。
低所得層の親が子どもに語学や芸術の教育の機会を提供できないのはハンディキャップだとした上で、「ブロードバンド上でさまざまな機器を通じて、これらの教育の機会を低コストで提供すればより良い階層間の移動を図ることができる」との考えを示した。
ブロードバンド上につくられた舞台で若者や才能ある人々が夢を設計し、実現できるよう通信会社のネットワークへの投資に社会的配慮が必要だという点も重ねて強調した。
新しく創設されるプロ野球チーム、KT水原については、「プロ野球の球団で選手として働く人は全社員の8%にすぎない」と述べ、雇用創出に期待を示したほか、「観衆と息を合わせ、球場の設計ではICTを取り入れ、世界で最も楽しい野球を目指したい」と抱負を語った。
また、次期政権が未来創造科学部の新設を決定したことについては「ICTを国の成長動力として認めたという点で時宜にかなった判断だと思う」と歓迎した。
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