【ソウル聯合ニュース】景気低迷で余暇を楽しむ費用の支出が大きく減少し、韓国国民の多くは積極的な活動を控え、テレビ視聴や昼寝、散歩などで余暇を過ごしていることが分かった。
 文化体育観光部と韓国文化観光研究院は27日、「2012年国民余暇活動調査」を発表した。調査は国民の余暇活動の需要と実態を把握する目的で、2年に1度行われる。全国16の市と道で15歳以上の男女5000人を対象に、1対1の面接形式で行われた。
 調査結果によると、余暇に掛ける月平均費用は2010年の16万8000ウォン(約1万3438円)から今年は12万5000ウォンになり、4万3000ウォン減少した。平日の余暇時間は4時間から3.3時間、休日の余暇時間は7時間から5.1時間に減った。
 余暇活動の内容は、休息が59.3%で2年前の36.2%から急増した。一方、趣味・娯楽活動は25.4%から20.9%に減少した。不景気で費用がかかる活動を控えたためとみられる。
 最も多くの人が楽しんだ余暇活動(複数回答)は、テレビ視聴で77.8%。次いで散歩(31.2%)、昼寝(23.6%)、インターネット利用(23.5%)となった。希望する余暇活動は映画鑑賞が41.4%で1位になった。次いで海外旅行(31.4%)、スポーツ観戦(17.7%)の順。
 労働時間週40時間制を導入したものの、実際の労働時間は49.1時間と集計された。余暇生活の不満については、時間が足りない(48.2%)が最も多く、次に経済的な負担(39.9%)などが挙がった。
 文化体育観光部はこの調査結果を基に、国民の余暇時間を増やす対策を進める方針だ。

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