【ソウル聯合ニュース】韓国で初となる近現代史を扱った国立博物館、大韓民国歴史博物館が26日、ソウル市内で公式オープンした。
 開館式に出席した李明博(イ・ミョンバク)大統領は祝辞で「韓国の現代史は世界で類をみない『成功の歴史』であり『発展の歴史』だ」と強調。優れた点を引き継ぎ、誤りは反省し正していくための教訓を得るべきだと述べた。
 総予算約448億ウォン(約36億円)が投じられた。敷地面積は6455平方メートルで、四つの常設展示室と二つの企画展示室のほか、セミナー室や講義室、カフェなどが併設される。
 常設展示室は「胎動」(1876~1945年)、「基礎確立」(1945~1960年)、「成長と発展」(1961~1987年)、「先進化、世界への跳躍」(1988年~)の四つで構成される。韓国の政治、社会、経済、文化分野の収蔵品1500点を展示する。
 一方、市民団体は同日、記者会見を開き、同博物館が現代史を一方的に美化していると批判し、展示内容の全面的な見直しを求めた。

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