霊光原発6号機=(聯合ニュース)
霊光原発6号機=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で原発部品の試験成績書が偽造されていた問題で、新たな偽造が次々と発覚している。
 原子力安全委員会は25日、霊光原発(全羅南道)に対する民間との合同調査で、部品6品目・74個の成績書偽造が新たに発覚したと明らかにした。問題の部品は霊光原発5・6号機に納入され、このうち海水遮断バルブを密封するガスケットなど40個(安全等級)が実際に設置された。
 安全等級は破損時に放射能漏れに影響を与えたり、影響はなくても高い信頼性が求められる部品で、重要度に応じて3段階に分けられる。
 原子力安全委は19日にも、霊光原発5・6号機に納入された694個(12品目)の成績書偽造を公表した。5日には、古里原発2号機(釜山市)と霊光原発1~4号機に納入された1555個(180品目)で成績書が偽造されたことを確認した。
 霊光原発5・6号機は先月、偽造した品質保証書で納入された部品の使用が発覚し、運転を止め部品交換が進められている。

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