【ソウル聯合ニュース】来年3月開催の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する韓国代表チームは、プロ球団の春季キャンプが始まる来年1月からWBC公式球で練習する。
 韓国野球委員会(KBO)関係者は24日、「米国側にWBC公式球を5000個ほど注文し、近いうちに到着する」と伝えた。
 KBOは公式球が到着次第、WBC代表チーム予備エントリー選手28人のうち13人で構成した投手らに優先的に配り、余ったボールは2月13日から台湾で開かれる代表合宿で使用するとしている。
 WBC予備エントリーに選ばれた日本の代表選手らは現在、自主トレで公式球を使用し日本プロ野球公式球との違いを確かめている。
 日本よりWBC対策が遅れたが、日本の選手らは2月1日から所属球団の春季キャンプに入ってしまうため、1月初めから代表チームの練習を始める韓国の代表選手らとの練習量や公式球への適応に差はないとしている。
 米ローリングス製のWBC公式球は、ミズノ製の日本プロ野球公式球や韓国メーカーが作る韓国プロ野球公式球より表面が滑りやすい。ただ、KBOは韓国プロ野球の公式球同様、縫い目が粗く変化球を投げるのに効果的だと説明している。
 巨人の沢村拓一投手は日本の公式球より縫い目が粗くよく曲がるWBC公式球に満足感を示している。
 また、KBOによると近く韓国代表チームの強化試合対戦相手が決まる予定だ。公式発表はされていないが、来年から韓国プロ野球の1軍入りするNCダイノスや台湾のプロ野球チームが候補に挙がっているようだ。

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