同報道官は「この問題をめぐり中国と緊密に協調していることが分かるだろう。両国外相はこの事態をどう見なすかについて意見を照らし合わせた」と話した。また、「中国が北朝鮮に対し、国際的な義務に違反する弾道ミサイル発射よりも、国を開発し国民を養うことに集中させるよう、影響を及ぼすことができるかが鍵」と強調した。
北朝鮮がミサイル発射予告期間の延長(29日まで)を発表したことに関しては、「単純な延期であり、北朝鮮の計画は変更されていないと言える」との見方を示した。さらに、北朝鮮が発射しようとするものがミサイルであれ衛星であれ、いずれも国連安全保障理事会決議と国際的な義務に背くものと指摘した。
北朝鮮と直接接触したかを問われると、「われわれは必要な場合に活用するチャンネルがある」と答えた。
ヌランド報道官は、現在米国を訪問している中国共産党の王家瑞中央対外連絡部長が11日にバーンズ国務副長官と面談することを明らかにした。
王部長は北朝鮮のミサイル発射予告前日にあたる先月30日、平壌を訪れ金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に会っている。米国は王部長から北朝鮮内部の動向を聞いた上で、北朝鮮にミサイル発射を中断させるため、国際社会の外交的な努力を主導していくとみられる。また、北朝鮮がミサイル発射に踏み切った場合には、国連安保理としての制裁など、相応の対応を取ると予想される。
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