【ソウル聯合ニュース】韓国政府は6日、北朝鮮が人工衛星の打ち上げと称し、10~22日の間に発射すると予告している長距離弾道ミサイルについて、発射の目的とは関係なしに国連安全保障理事会決議違反であり制裁の対象になると指摘した。
 韓国政府高官は同日、記者団に対し、「北朝鮮が発射しようとしているのがミサイルであろうと衛星であろうと、技術的にどのようなものなのかは大きな意味がない。衛星の打ち上げだとしても、安保理決議違反となる」と述べた。
 また、北朝鮮のミサイル発射の目的について、核を保有していない韓国の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-1)とは全く異なるとした上で、「衛星であれ何であれ核兵器の運搬手段になり得るため違法だ」とくぎを刺した。
 北朝鮮が過去の核実験を通じてかなりの核技術力を確保したため、核兵器運搬能力の確保に向け、6カ国協議を含めた今後の交渉で有利な立場を狙おうとしているというのが韓国政府の判断だ。

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