【ソウル聯合ニュース】韓国銀行が5日に発表した11月末の外貨準備高は前月比で26億3000万ドル(約2152億円)増加した3260億9000万ドルとなり、4か月連続で過去最高を更新した。韓銀は外貨資産の運用収益が伸びたためと分析している。
 外貨準備高は8月末に3168億8000万ドルと過去最多を記録してから9月末に3220億1000万ドル、10月末に3234億6000万ドルと増え続けている。
 資産別では金の保有額が37億6000万ドルとなり、7億8000万ドル増えた。韓銀は11月に14トンの金を買い増し、金保有量が84.4トンになった。
 韓銀が金を買い入れたのは今年2回目で、7月は16トンを買い増した。昨年は2回にわたり40トンの金を買い入れた。外貨準備高に金が占める割合は今年10月末の0.9%から11月末は1.2%に上昇した。国際的な金の調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の集計では世界36位と推定される。9月末に比べ順位を四つ上げている。
 韓銀は「金は安全資産。投資多角化により、外貨準備全体の投資リスクを改善する効果がある」と説明した。
 10月末時点の韓国の外貨準備高は世界で7番目となった。中国が3兆2851億ドルで最も多く、次いで日本が1兆2742億ドル、ロシアが5268億ドル、スイスが5216億ドル、台湾が3992億ドル、ブラジルが3778億ドルの順となった。

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