【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は4日、青瓦台(大統領府)で韓国を公式訪問したパキスタンのザルダリ大統領と首脳会談を開き、両国間の実質的な協力のあり方について話し合った。
 両首脳は会談で、今後パキスタンの水力発電と水資源開発、鉄道などの分野で協力を拡大していくことで一致した。
 また1983年の国交樹立後、友好・協力関係を着実に発展させてきたことを評価し、経済・通商、インフラ、産業、エネルギーおよび開発協力などさまざまな分野で協力を強化していくことで合意した。
 世界的な経済危機で一時的に落ち込んでいた両国の貿易も回復し、昨年は15億6000万ドル(約1280億円)規模に拡大し、韓国企業がパキスタン国内のインフラ建設、化学、鉄鋼、運輸などの分野に積極的に進出しているとの認識で一致した。
 会談でザルダリ大統領は韓国の政府開発援助(ODA)に謝意を表明し、韓国の国連安保理非常任理事国入りを祝福した。
 会談終了後には両国首脳が出席し、両政府間の「無償援助基本協定」と、国土海洋部とパキスタン鉄道省間の「鉄道開発および協力了解覚書(MOU)」を締結した。

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