【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓国側主席代表を務める外交通商部の林聖男(イム・ソンナム)朝鮮半島平和交渉本部長は30日、聯合ニュースの取材に対し、「朝鮮半島に不安定な状況を招く事態があってはならないことで韓国と中国の認識が一致した」と述べた。林本部長は29~30日、中国・北京を訪問し、武大偉・朝鮮半島問題特別代表と協議した。
 武代表は共産党第18回党大会以降も中国は朝鮮半島の安定と非核化を重視する立場を堅持する方針を示した。また、北朝鮮の長距離ロケット発射問題に関する協力策について意見を交換したという。
 中国側は北朝鮮が主張する「宇宙の平和的利用権」については言及しなかったという。中国は「平和的な宇宙利用権」を原則的に支持しながらも、長距離ロケット発射は朝鮮半島の安定や平和を脅かすとして、自制するよう求めてきた。
 林本部長は来月初旬、米国を訪問する。

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