同日午後1時58分ごろ、羅老の午後4時の打ち上げが確定し、燃料などの注入が始まった。しかし、打ち上げ15分前からの自動カウントダウンに入る直前に2段目の推力方向制御装置に異常が見つかり、打ち上げ準備の中断が決定した。
韓国教育科学技術部の趙律来(チョ・ユルレ)第2次官は、「2段目の推力方向制御(TVC)装置の点検過程で、一部の電気信号(電流)に異常信号が感知されたため、打ち上げ準備を中断した」と明らかにした。精密調査後に今後の日程を決定するという。
注入した燃料を抜いて精密調査を行い、再び発射台に立てるまでの時間を勘案すると、国際機関に通知した来月5日までの打ち上げ予定期間中の打ち上げは難しいのではないかという観測が出ている。趙次官は「正確な原因究明にまだ時間を要するだろう」と話している。
当局は、今回打ち上げ予定期限を過ぎた場合には年内に無理に打ち上げないという方針を示しており、年内打ち上げが見送られる可能性も排除できない。
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