【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選への出馬を取りやめた安哲秀(アン・チョルス)氏は28日、不出馬を表明した23日以降初めてソウルの事務所で選対幹部らと会合を開き、今後の計画について「私個人の立場ではなく、支持者の立場から判断する」と述べた。安氏側の報道官が伝えた。  
 会合で安氏は23日以降、候補者一本化協議をしていた最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)氏と面会したことはなく、文氏への支援についても言及しなかったという。大統領選は野党系の安氏を支持していた若者や無党派層の動向が行方を左右するとみられており、民主統合党は安氏の取り込みに力を入れている。
 安氏は23日の会見で「政権交代のため、白衣従軍(一兵卒として従軍)する。文候補に声援を送ってほしい」と呼びかけたが、文氏陣営に合流するかどうかなど、具体的な支援策については明らかにしていない。

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