【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は31日の経済動向懇談会で、先進国の量的緩和を問題視するより、国際的な政策協調に力を入れるべきだと強調した。
 米国や欧州などでの量的緩和措置が韓国経済に否定的な影響を与える可能性を念頭に置いた発言とみられる。
 先進国の資金が新興国に流入し、証券市場や外国為替など金融市場を不安な状態にする可能性があるためだ。このため、韓国政府は来月4日に開かれる主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、先進国の量的緩和政策の影響と対応に向けた研究を提案する予定だ。

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