別所大使は「日本と韓国は両国にとっても重要だし、アジア地域、世界にとっても非常に重要な関係だ」と指摘。「ぜひそういう状況を踏まえ、しっかりとした関係を築いていきたい」と覚悟を見せた。
両国が対立を続けている独島の領有権や旧日本軍の従軍慰安婦問題については、「日本側の考え方を韓国側に説明する必要があるし、同時に韓国側の話も聞いて、本国との連絡を緊密にしながら対応する」との考えを示した。その上で、「いろいろ難しい問題を乗り越え、いい関係を作っていくことが私の使命だと思う」と述べた。また、政治や経済だけでなく、文化交流の重要性も強調し、「国と国、人と人の関係をしっかりとしていくことが出発点」とした。
別所大使の赴任について、韓国外交通商部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は同日の定例会見で、「歓迎する。両国関係のため、今後大きな役割を果たしてほしい」と期待を寄せた。
別所大使は外務省北東アジア課長、国際協力局長、総合外交政策局長、政務担当外務審議官などを歴任した。
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