【ソウル聯合ニュース】米グーグルが最新基本ソフト(OS)「アンドロイド4.2」を搭載した二つの新製品を発表した。同製品はサムスン電子、LG電子とそれぞれ共同開発した。
 グーグルは29日、公式ブログを通じ、サムスン電子が製作した10インチのタブレット型端末「ネクサス10」とLG電子が製作したスマートフォン(多機能携帯電話)「ネクサス4」を同時公開した。
 「ネクサス10」は第3世代「iPad(アイパッド)」を上回る2560×1600の解像度で、ピクセル密度は300ppi。
 通信性能も強化された。世界初の多重アンテナを搭載し、一般のWiFi(ワイファイ)に比べ3~4倍速い速度のWiFi通信が可能だ。また、タブレットの両面にNFCアンテナが搭載され、データの転送やモバイル決済などのサービスを利用できる。
 1.7GHzのデュアルコア、9000mAhの大容量バッテリー、500万画素カメラなどを採用。薄さ8.9ミリ、重さは603グラム。
 グーグルは今年7月に台湾のパソコンメーカー、エイスースと共同開発したタブレット型端末「ネクサス7」を発売している。低価格の「ネクサス7」とは異なり、「ネクサス10」は最上級の仕様を誇る。
 LG電子は今回初めてグーグルと組んで「ネクサス4」を発売する。
 優れたタッチ感の「True HD IPS+」画面、米通信技術大手クアルコムの最新クアッドコアプロセッサ「Snapdragon S4 Pro」を搭載。
 ネクサスのスマートフォンとしては初めて2ギガバイト(GB)を搭載し、前面130万画素、裏面800万画素のカメラや、1280×768の解像度を誇る。
 「ネクサス4」は移動通信社や国・地域に関係なく加入者識別モジュールさえ差し込めば、どこででも使用できる端末機として販売される。
 来月13日から米国、英国、カナダ、ドイツ、フランス、スペイン、オーストラリアで販売が開始され、同月末には中南米、アジア地域でも発売される。

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