【ソウル聯合ニュース】北朝鮮脱出住民(脱北者)を支援する団体などで構成される「脱北者強制北送阻止国民連合」は9日、脱北者の北朝鮮強制送還問題の周知を図るため「脱北少女の像」を在韓中国大使館前に設置することを明らかにした。
 同団体は同日、ソウル市内のタプコル公園前で記者会見を開き、「中国は国際難民条約に加盟していながら脱北者を北朝鮮に強制送還している」と非難し、像の設置計画を公開した。
 「脱北少女像」は鍾路区の中国大使館向かいにある玉仁教会前の歩道に設置され、12月26日に開かれる今年最後の強制送還反対集会で除幕式を行う予定だという。
 脱北難民ネットワークの事務総長は「在韓日本大使館前に『少女の像(旧日本軍慰安婦を象徴した平和の碑)』があるので『脱北少女の像』も設置できるはずだ」と述べた。
 脱北者強制北送阻止国民連合は今年2月から中国大使館前の玉仁教会駐車場で集会を開いてきたが、最近鍾路区庁が過料を科す方針を明らかにしたため同区内のタプコル公園に場所を移した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0