延世大学広告系サークルの会員ら(提供写真)=2日、ソウル(聯合ニュース)
延世大学広告系サークルの会員ら(提供写真)=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】「大学生が使う筆記具や酒、たばこの中には日本の右翼団体を支援する企業の製品が多いという事実を知りました。従軍慰安婦問題に対して共感を持つという意味で、これら企業の製品の消費を拒否するキャンペーンを展開しています」――。
 韓国延世大学新聞放送学科2年のキム・ウヒョンさんの表情からは真剣さが伝わる。広告系サークルの会長を務めるキムさんは24人の会員と共に先月から、歴史を歪曲(わいきょく)した日本の教科書を支援したとされるアサヒビールなど日本企業5社の製品の不買運動を行っている。
 旧日本軍の従軍慰安婦だった女性の共同生活施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)でのボランティア活動の経験は慰安婦問題をより切実に感じるきっかけとなった。ボランティア活動に参加した会員がほかの会員と経験を共有し、会員らにとって慰安婦の歴史はなじみのないものではない。
 ただ、大学生としてできることは多くなかった。夏休み中に知恵を出し合った結果、日本の右翼団体を支援する企業の製品の不買運動に力を注ぐことにした。ほかの学生らが就職の準備に奔走する中、夏休みを返上してプラカードや動画などを制作した。
 先月の開講初日、具体的な製品名と共に「まだ慰安婦が売春婦だと思っているのですか」と書いた横断幕を校内に設置した。会員らが丹精込めて制作した動画は先月27日、動画投稿サイト「ユーチューブ」や交流サイト「フェイスブック」などで公開され、再生回数は8000回を超えた。
 横断幕や動画を見た学生からは「あのお酒は飲まないようにしよう」「このペンの代わりにほかのペンを使わなければ」という反応があり、大きなことではないが元慰安婦女性らのために何か力になれたようで胸がいっぱいになった。
 不買運動は当面続け、英語の字幕を付けた動画も制作し、ユーチューブに公開する予定だという。

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