会談する韓日外相(提供写真)=(聯合ニュース)
会談する韓日外相(提供写真)=(聯合ニュース)
【ニューヨーク聯合ニュース】外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官は27日(日本時間28日早朝)、国連総会が開かれている米ニューヨークの国連本部で日本の玄葉光一郎外相と会談した。金長官は、過去の歴史を反省しない日本に対し、あらためて懸念を表明した。 
 外交通商部が会談について、「歴史認識と歴史問題の懸案について韓国側の立場を再確認した」と明らかにした。

 金長官は両国が未来志向的な協力を推進するためには、何よりも正しい歴史認識が必要であると強調し、旧日本軍の従軍慰安婦に対する国家レベルでの対応を強く求めたとされる。
 野田佳彦首相が国連総会の基調演説で国際司法裁判所(ICJ)の強制管轄権受諾を求め、事実上独島問題に言及したことについても、遺憾の意を示したもよう。
 同部によると、両国は諸般の懸案や地域および国際情勢、国際舞台での協力などについて意見交換し、未来志向的な韓日関係を発展させるため共に努力することが必要であるとの認識で一致した。
 また、北朝鮮の核問題を含む朝鮮半島の平和と安全のため互いに緊密な意思疎通と協力を維持し、国連などの国際舞台でも協力していくことで一致した。
 一方、金長官は28日午前(日本時間29日未明)にクリントン米国務長官、玄葉外相と会談し3カ国共通の懸案について協議する。
 韓日米3カ国の外相会談は、7月12日にカンボジアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)での会談以来2か月半ぶりになる。
 会談では北朝鮮の核問題や域内の懸案などについて、集中的に話し合われる見通しだ。特に、クリントン長官が韓日の外交対立に関し、具体的に言及するかが注目される。

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