【ニューヨーク聯合ニュース】国連総会出席のためニューヨークを訪問中の金星煥(キム・ソンファン)外交通商部長官と日本の玄葉光一郎外相が27日夕(日本時間28日早朝)、国連本部で会談する。
 会談で金長官は日本の歴史認識に対する韓国政府の立場を明確に伝える方針だ。特に野田佳彦首相が国連総会の基調演説で国際司法裁判所(ICJ)の強制管轄権受諾を求めたことについて、遺憾の意を示す予定だ。韓国政府は、野田首相の発言が事実上、独島問題を指したものだと受け止めている。
 ただ韓日外相会談は独島や慰安婦問題などの懸案を協議するだけでなく、両国間の協力関係の重要性を再確認する場になると予想される。今回の外相会談は玄葉外相からの提案を金長官が受け入れた。
 両外相は今月8日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の公式夕食会の席で、韓日間の対立状況をできるだけ早期に沈静化するために双方が冷静な対応を取るとの認識で一致している。
 国連総会に出席している韓国代表団の関係者は「特に議題を決めることなく、両国および域内の懸案について意見交換が行われる。有意義な会談になるだろう」と話した。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0