【ソウル聯合ニュース】中国・大連で27~28日に開かれる北東アジア協力対話(NEACD)で米朝接触の計画はないようだ。
 米国務省側は26日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に対し、「(NEACDに出席する)クリフォード・ハート6カ国協議担当特使は北朝鮮関係者と会合する計画がない」と明らかにした。
 同省は20日にも、北朝鮮代表の出席すら把握していないとし、米朝接触の可能性を一蹴していた。
 NEACDは米カリフォルニア大学の世界紛争・協力センター(IGCC)が、北朝鮮を含めた6カ国の外交および国防当局者と学者を招請し毎年行う多国間安保対話だ。
 今回、会合の主題に事実上北朝鮮の核問題を取り上げることが決まった上、2010年と2011年の会合に不参加だった北朝鮮も出席するとされ、米朝間の接触が取りざたされていた。
 北朝鮮からチェ・ソンヒ外務省米州局副局長、韓成烈(ハン・ソンリョル)国連次席大使らが出席するとされている。
 韓国からは6カ国協議次席代表の李度勲(イ・ドフン)北朝鮮核外交企画団長が出席する。米国務省のクリフォード・ハート6カ国協議担当特使、中国外務省の徐歩朝鮮半島問題副代表、ロシアのグレゴリー・ログビノフ特命大使の出席も確定。日本からも次席代表級が出席する見通しだ。

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