【ソウル聯合ニュース】外国人投資家の韓国への投資が大幅に増えている。韓国の金融監督院によると、年初から今月19日までに外国人投資家が買い越した株式・債券額は約40兆ウォン(約2兆8200億円)に上った。
 買越額は昨年通年の買越額(31兆6277億ウォン)を大きく上回っている。このうち、株式が15兆1000億ウォン、債券が24兆9000億ウォン。
 外国人投資家は4月からの3か月、株式を売り、債券を買っていたが、7月から少しずつ株式にも買いを入れるようになった。8月には株式で5兆4328億ウォン、今月も3兆155億ウォンと、8兆ウォン以上の買い越しとなっている。このうち欧州からの資金流入が6兆5250億ウォンを占める。
 欧州中央銀行(ECB)による周辺国の国債購入と、米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和第3弾(QE3)措置を受け、リスク資産買いへの意欲が高まったためとみられる。
 外国人投資家による株式・債券の保有残高は、今月18日時点で492兆3485億ウォン(株式404兆6937億ウォン、債券87兆6548億ウォン)と集計された。月末時点の保有残高で過去最大の今年4月末(489兆6940億ウォン)を上回った。

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