【北京聯合ニュース】日本と北朝鮮は31日、中国・北京の日本大使館で3日目の政府間協議を行い、今後、局長級の本協議を開催することで合意した。
 北京の外交筋によると、外務省の小野啓一北東アジア課長と北朝鮮外務省の劉成日(リュソンイル)課長が出席した協議で両国は、近く北京で局長級本協議を開き、双方の関心の高いものを話し合うことで一致したという。
 局長級協議には杉山晋輔外務省アジア大洋州局長と北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が出席する見通しだ。
 今回の両国の協議は当初2日間の予定だったが、1日延長し31日まで行われた。日本側は本協議で拉致問題を必ず取り上げるよう強調した。これに対し、北朝鮮側はすでに終わった拉致問題を追加議論するなら、人道支援の開始や訪朝禁止措置の解除など誠意ある態度を見せるよう日本に要求したと伝えられている。
 協議終了後、記者団から「双方の関心の高いもの」に拉致問題が含まれるかどうか尋ねられた日本代表団は、「当然、含まれていると考えている」と答えたとされる。
 これに関連し、松原仁国家公安委員長は24日、拉致問題で進展が見られれば人道支援を提供する意思があることを示した。
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