【サンフランシスコ聯合ニュース】米経済誌フォーブス(電子版)が29日、米カリフォルニア州連邦地裁で行われた特許訴訟でサムスン電子に勝訴した米アップルに対し批判的な記事を掲載した。
 コラムニストのTJ McCue氏は「アップルはなぜグーグル、アンドロイド、サムスンを恐れるのか」と題したコラムで、法的争いで多大なエネルギーを消費し、革新に対するエネルギーと情熱を消耗すべきでないと指摘。アップルに革新精神に立ち返るよう促した。また、市場を無視して自社の利益を追求するアップルは消費者の立場に立っていないと批判した。
 金融コンサルタントのニガム・アローラ氏も同誌への寄稿で、アップルがサムスンから賠償を受け取れない可能性もあると指摘した。米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが提訴した特許訴訟で、米国で過去最高額となる賠償の支払いを医薬品大手アボット・ラボラトリーズに命じた陪審評決が控訴審で覆った例を紹介した。
 そのほか、特許技術をめぐる訴訟で米マイクロソフトに米国で過去2番目に高い賠償を命じた陪審評決が覆った例や、賠償額が最終的に減額された特許訴訟などの事例を挙げ、今回の訴訟でも陪審評決が覆ったり、賠償額が減額される可能性があると指摘した。

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