【ソウル聯合ニュース】統計庁が28日に発表した「将来世帯推計 市道編:2010~2035」によると、家族構造が急速に変化し、23年後には一人暮らし世帯が最も多くなる見通しだ。
 2010年を基準に、最も一般的な世帯構成は夫婦と子どもが同居する世帯だ。2035年には未婚、配偶者との死別・離婚による1人世帯の割合が増える。高齢化が急速に進み、世帯主が65歳以上の高齢者世帯も増える。高齢者の1人世帯も増加する。
◇35年には16の市と道で1人世帯が大多数
 世帯類型別に見ると、1人世帯が2035年には16の市と道で代表的な世帯類型になる。
 2010年現在、韓国では夫婦と子どもが暮らす世帯が全体の37.0%で最も多い。その次に1人世帯(23.9%)、夫婦2人世帯(15.4%)の順だ。16の市と道のうち、全羅南道は1人世帯、夫婦と子どもの世帯、夫婦2人世帯の順だ。
 2035年には1人世帯が全体の34.3%を占め、最も多くなる。16の市と道でも1人世帯の割合が最も大きくなる。
 ソウル市・仁川市・光州市・大田市・京畿道は1人世帯、夫婦と子どもの世帯、夫婦2人世帯の順で、残り11の市と道は1人世帯、夫婦2人世帯、夫婦と子どもの世帯の順だ。
◇全羅南道は4世帯に1世帯が高齢者1人世帯
 65歳以上の夫婦2人世帯は年平均7万5000世帯増え、2010年の38.9%から2035年年には57.8%になる。
 高齢化が最も進んでいる全羅南道は、65歳以上の高齢者1人世帯の割合が、2035年に26.6%となり、4世帯に1世帯は高齢者が1人で住んでいることになる。
 世帯数は2010年の1735万世帯から、2035年には2226万世帯と約30%増加する。
 世帯数の割合を見ると、京畿道(22.1%)、ソウル市(20.2%)、釜山市(7.2%)の順だ。これが2035年には京畿道(24.6%)、ソウル市(18.5%)、慶尚南道(6.6%)の順に変わる。

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