【ソウル聯合ニュース】ロンドン五輪開幕以来、3日連続で韓国代表チームの有力メダル候補が判定に泣かされ、韓国国民の不満が高まっている。競泳の朴泰桓(パク・テファン)の400メートル自由形予選でのフライング失格(後に撤回)、柔道66キロ級準々決勝でチョ準好(チョ・ジュンホ)の勝利が覆った判定に続き、フェンシングでも疑問の判定が行われた。
 30日(日本時間31日)に行われたフェンシング女子準決勝でドイツのブリッタ・ハイデマンと対戦した韓国のシン・アラムは、延長戦の終了1秒前からタイムが経過せず、ハイデマンの攻撃を許し敗北した。ショックを引きずったシンは3位決定戦にも敗れメダルを逃した。
 インターネット上のブログや短文投稿サイト「ツイッター」には不満の声が溢れ、「ロンドン五輪をボイコットしよう」との発言も多くみられた。
 韓国体育会関係者らの対応を問題視する声も上がった。フェンシングの判定について大韓体育会長が「(競技執行委員らが)ミスを認定したものの、規則に従った判定だった。悪法でも法は法」とコメントしたことや、チョ準好の判定に対する韓国選手団長の「IOC(国際オリンピック委員会)の判定を尊重する」との発言に、対応が甘いとの批判が集まっている。ツイッターでは「韓国を代弁しないでIOCを代弁してどうする」との批判もみられた。

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