【ソウル聯合ニュース】北朝鮮脱出住民(脱北者)を支援する韓国人活動家、金永煥(キム・ヨンファン)氏が中国当局に拘束され、厳しい拷問を受けたとされる問題で、中国外務省は聯合ニュースの取材に対し、「法律に従い、調査を進めた」と拷問を否定した。同問題について中国政府が公式に反応を示したのは初めて。
 中国政府は金氏に対し、「合法的な権益を保障した」という。
 中国政府が立場を明らかにしたことを受け、同問題が両国の外交問題に発展する可能性が大きくなった。
 金氏は3月末に中国当局から「国家安全危害容疑」で逮捕された後、今月20日に国外追放の形で韓国に帰国した。金氏は聯合ニュースに対し、7日間睡眠を取れず、激しい殴打や電気ショックを受けたことなど、拷問の詳細を伝えた。

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