金氏はこの日、国家人権委員会に出席する前に聯合ニュースの取材に応じ、「4月10日から1週間は寝かせてもらえず、6日目から物理的な拷問が始まった」と話した。今回拷問の詳しい状況を明かしたことで、韓中間の外交的葛藤に飛び火する可能性が大きくなった。
電気拷問は50センチ程度の電気棒(スタンガン)で、殴打は手のひらで顔面を殴る形式で行われたという。手のひらとはいえ、こぶしで殴られるような強い衝撃があったと話した。30分から1時間にわたり殴打が行われ、顔に傷がひどくなると、電気拷問が行われたという。電気拷問前には心電図などの検査を行うなど、上部の承認を経て計画的に拷問する感じがしたとも話した。
また、「3月29日に拘束され18日間、黙秘権を行使したが、拷問やと過酷な扱いで調べに応じた。その後過酷な扱いはなかったが、調査を受ける1か月間、寝る時もいすで手錠を掛けられたままだった」と明かした。
金氏は聯合ニュースとのインタビュー後に国家人権委員会に出席して中国当局による拷問と過酷な扱いの詳細を供述した。
人権委が同問題に対する本格的な調査に着手した上、韓国政府もあらゆる措置を取るとの方針を決めており、今後、金氏に対する拷問を認めていない中国との摩擦が不可欠とみられる。
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