【ソウル聯合ニュース】経済危機の長期化を受け、韓国で不良債権(NPL)の入札や資産担保証券(ABS)の発行が増加していることが30日、分かった。
 金融投資業界などによると、今年上半期に市中銀行が入札にかけたNPLは3兆3000億ウォン(2275億円)に達した。
 通常、NPLの入札は下半期になるほど増える傾向がある。だが今年は、昨年通年の6兆4000億ウォンをはるかに上回ると予想される。
 国内の金融機関関係者は、銀行のNPL売却が増えたと指摘した上で、「売りに出されたNPLは不動産を担保にしたものが大半でABSの形で流動化する」と話した。
 企業格付けやコンサルティングを行う会社、韓国企業評価によると、今年上半期に格付けが公示されたABSの発行額は前年下半期比20.5%増の23兆2000億ウォンに膨れ上がった。半期別では過去最大の2009年下半期に迫る規模だという。

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