【ソウル聯合ニュース】韓国企業の景況感が急速に冷え込んでいる。韓国銀行(中央銀行)が30日に発表した7月の企業景気実査指数および経済心理指数(ESI)によると、景況判断指数(BSI)は71となり2009年4月(67)以来の低水準となった。
 BSIは消費者心理指数(CSI)と同じく、基準値の100を超えると企業の景況感が過去の平均を上回ったことを意味し、100未満ならその逆となる。
 7月は、製造業のうち大企業のBSIが前月比18ポイント下落の70となった。中小企業のBSIも同8ポイント下落の72。輸出企業は14ポイント下落の74。内需企業は10ポイント下落の70に落ち込んだ。
 韓国銀行は製造業のBSIが下落した要因について、欧州債務危機の長期化や内需不振が製造業者の景況感を悪化させたとみている。非製造業の7月のBSIも8ポイント下落の67となった。
 一方、7月の経済心理指数(ESI)は前月比4ポイント下落の92となり、2009年4月(90)以来の低水準となった。ESIはBSIとCSIを組み合わせた指数で、企業と消費者を含めた民間の景況感を総合的に把握できるという。2003年1月から2011年12月までの平均を100とする。

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