【ソウル聯合ニュース】韓国貿易協会の国際貿易研究院は29日、輸出産業景況判断指数(EBSI)調査結果を明らかにした。それによると、7~9月期のEBSIは前四半期より7.4ポイント下落した87.5で、2009年4~6月期以来最低となった。昨年10~12月期から4四半期連続で基準値100を下回った。
 EBSIは100を基準に0から200の間で推移する。100以上ならば前四半期に比べ景気を楽観する企業が多いことを意味する。100以下であればその反対だ。
 品目別に見ると、大部分で不振が予想された。半導体(100.0)、自動車(96.7)、石油製品(95.2)は横ばいとなったが、農産物(68.2)、水産物(70.3)などの一次産品、衣料(77.5)、プラスチック(77.4)などの工業製品は低調な業績となる見込みだ。
 同研究院は、欧州の債務危機による欧州連合(EU)の輸入需要減少と、中国などの途上国の成長鈍化が7~9月期に国内の輸出企業に影響を及ぼすと分析した。
 原材料価格の上昇(19.6%)、為替相場の変動性拡大(17.7%)も輸出景気悪化の要因としている。

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