【ソウル聯合ニュース】サムスングループは29日、傘下のサムスンディスプレーとサムスンモバイルディスプレー、S-LCDの3社が統合する世界最大のディスプレー企業が7月1日に発足すると発表した。
 新会社の名称は「サムスンディスプレー」。同月2日に株主総会と取締役会を開催し、代表取締役を選任する計画だ。
 同社の従業員数は2万6000人。資産規模は33兆ウォン(約2兆2635億円)に上る。
 サムスン電子が液晶表示装置(LCD)事業を分社化し、4月に設立されたサムスンディスプレーは大型ディスプレーを、サムスンモバイルディスプレーは小型ディスプレーを生産していた。両社の2011年の売上高は合計で29兆2000億ウォン。
 LGディスプレーの2011年の売上高24兆2000億ウォンより多く、売上高ベースで世界最大のディスプレー企業となる。サムスングループ内ではサムスン電子に次ぐ規模。
 今年はディスプレー価格が値上がりする可能性が高く、有機ELの需要も大きく増えるとみられ、新会社の今年の売上高は30兆ウォンを上回ると見込まれている。
 新会社は当面、LCD事業部と有機EL事業部に分かれて運営される見通しだ。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0