【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領の側近の任太熙(イム・テヒ)前大統領室長は29日、2009年に北朝鮮と秘密接触を行ったことと関連し、南北首脳会談を開催することで合意していただけでなく、開催場所やスケジュールまで決めていたことを明らかにした。
 KBSのラジオ番組に出演して述べた。任前室長は秘密接触について、主に人道支援問題を議論したと説明した上で、首脳会談開催でいろいろな状況を解決できるという認識を南北が共有していたことを明らかにした。
 首脳会談の開催場所や日程を北朝鮮と合意したのかを尋ねられると「そうだ」と答え、「(北朝鮮側は)首脳会談開催の必要性を感じていたように思う」と述べた。
 任前室長は今月19日に出演したテレビ番組で、労働部長官だった2009年10月にシンガポールで北朝鮮の金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党統一戦線部長と数回にわたり秘密接触を行ったことを明らかにした。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0