記念式に参加した李大統領=29日、平沢(聯合ニュース)
記念式に参加した李大統領=29日、平沢(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】第2延坪海戦から10年を迎えるにあたり、李明博(イ・ミョンバク)大統領は29日、海軍第2艦隊で開かれた記念式で、「(北朝鮮の)いかなる挑戦にも断固に対応し、いかなる侵略にも果敢に立ち向かい、大韓民国を守る」と語った。
 第2延坪海戦は2002年6月29日に北方境界線(NLL)を侵犯した北朝鮮の警備艇2隻が韓国海軍の高速艇に先制攻撃を加えたことから発生し、韓国側は6人が戦死、18人が負傷した。第2延坪海戦の記念式に韓国の大統領が参加したのは初めて。
 大統領は「海軍哨戒艦の沈没事件、延坪島への砲撃事件を含め、いずれも偶発的な挑発ではなく、計画された挑発だった」と強調した。また、第2延坪海戦は北朝鮮に対する支援を行い、南北対話と交流が活発な時期に発生したと説明。当時、韓国は間もなく平和が訪れるという幻想に陥ったのかもしれないと指摘した。
ただ、究極の目的は朝鮮半島の平和と共存共栄、平和統一で、このために北朝鮮と協力する準備ができていると強調した。

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