金忠錫市長=(聯合ニュース)
金忠錫市長=(聯合ニュース)
【麗水聯合ニュース】入場者数が予想を大きく下回っている麗水世界博覧会。地元自治体も頭を悩ませている。麗水市の金忠錫(キム・チュンソク)市長に現状や今後の計画を聞いた。以下は一問一答。
――万博の最終公演が午後10時に終わり、観覧客が食事をしようと街に出ても、店が開いていないという。どういうことなのか。
「飲食店は営業時間を延長しなければいけないのに、そうはなっていないのが事実だ。アルバイトなどが日当の多い、万博の組織委員会に流れている。パートなどを追加確保するのも困難な状態だ。夜10時に終わる(海上ステージ)Big-O(ビッグオー)の噴水ショーの終了時間を2時間前倒しするよう組織委員会と協議中だ」
――27日の入場者は11万人を超え、地域の宿泊施設も満室になった。
「これまで言われていた地元商圏の萎縮は多少和らいだが、まだまだ物足りない状態だ。宿泊施設や飲食店のふっかけ料金は、ほとんどなくなった。多くの方に来ていただき万博の成功に力を貸してほしい」
――麗水市と万博組織委との関係が芳しくないという声も聞こえるが。
「大きなイベントをしようとすれば、少しは意見の違いも出る。ただ、開幕してからは特に大きな摩擦はない。組織委が3年間準備してきた展示館の予約制も不評だったため、28日から取り止めた。万博を成功させるため、さらに力を合わせていかねばならない」
――麗水では「世界4大美港」というのぼり旗が見えるが、観光客への説明は不要か。
「万博期間中の7月25日に麗水で『環太平洋都市連合』の総会と国際セミナーを開催する。ここで麗水は世界4大美港宣言を行う。麗水はナポリ(イタリア)、シドニー(オーストラリア)、リオデジャネイロ(ブラジル)の3大美港に見劣りしない環境と美しさを整えつつある」

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