【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が運用している海外資産のうち、ドルの比率が2007年のデータ公開以来、最低となった。一方、金の保有額は大幅に増えた。
 韓国銀行が30日に公表した昨年の年次報告書によると、昨年末時点の外貨保有額3064億ドル(25兆1676億円)のうち、国際通貨基金(IMF)のリザーブポジションなどを除外した外貨資産は2982億ドルで前年比113億ドル増加した。
 このうちドルの占める割合は前年比3.2ポイント低下の60.5%で、IMFが公表している世界の外貨保有に占めるドルの割合(61.7%、昨年9月末時点)を下回った。
 韓国銀行は外国為替レートの変動に対応するため、ユーロや円、英ポンドの割合を増やすなど外貨保有の多角化を進めている。2007年のドルの比率は64.6%だった。
 一方、韓国銀行の金の保有額は2010年の8000万ドルから昨年は21億6000万ドルに急増した。

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