【ソウル聯合ニュース】韓国の半導体大手、SKハイニックスが会社更生手続き中のエルピーダメモリの支援入札に参加することが、30日分かった。
 SKハイニックスは同日、エルピーダメモリの支援企業を決める第1次入札に参加するための入札提案書を提出したと明らかにした。
 SKハイニックスの関係者は、会社の競争力や企業価値の向上に役立つのかどうかを確かめるために入札に参加する方針だと伝えた。最終の第2次入札に参加するかどうかは、これから綿密に検討して決めるとした。
 同社以外に東芝と米半導体大手マイクロン・テクノロジーがそれぞれ入札提案書を提出したとみられる。エルピーダは2度の入札を経て5月に支援企業候補を絞り込む予定だ。
 エルピーダは日本メーカーで唯一、パソコンやスマートフォン(多機能携帯電話)などに使うDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)を製造。市場調査会社アイサプライによると、エルピーダの昨年の世界DRAM市場でのシェアは13.1%。トップは36%台のサムスン電子でハイニックスが23.0%で2位だった。
 ハイニックスは今年に入り、韓国財閥のSKグループに買収された。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0