【北京聯合ニュース】北朝鮮が長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げを予告したことを受け、米国が食糧支援を中断する方針を示したことについて、中国外務省は29日、米朝間の対話継続と関係改善を促した。
 中国外務省の洪磊副報道局長は同日の定例会見で、米国が対北朝鮮食糧支援を中断すると報道されたことについて言及。朝鮮半島の緊張緩和に対する好機を損なわないことが関係国の利害に一致すると述べた上で、「中国は米朝が2月の高官協議で持った共同認識を積極的に評価している。(米朝が)対話を継続し関係改善することを望む」と話した。2月の米朝高官協議では、米国が栄養補助食品(24万トン)を北朝鮮に支援することで合意していた。
 米国防総省のラボイ次官補代行(アジア・太平洋担当)は28日、米下院軍事委員会の公聴会で、北朝鮮のミサイル発射計画に不信感を示すとともに、支援を中止するとの意向を明らかにした。

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