【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は28日、1月の経常収支が7億7000万ドル(約618億円)の赤字を計上したと明らかにした。経常収支が赤字となるのは2010年2月(5億5000万ドルの赤字)以来、約2年ぶり。

 商品収支(貿易収支に相当)も14億2000万ドルの赤字に転じた。輸出実績を管理するため企業が昨年末に輸出を大幅に増やした反動で1月は輸出が大幅に減少した上、旧正月連休があったため。

 輸出は413億5000万ドルで、前年同月比7.0%減少した。欧州連合(EU)向けが37.9%減少し、欧州財政危機が韓国の輸出に影響を及ぼしたことが分かる。韓国銀行関係者は船舶の輸出が43.7%減少し打撃が大きかったと説明している。輸入は433億8000万ドル。原油輸入額が急増した影響で、同3.3%増加した。

 サービス収支は、旅行収支の悪化にもかかわらず、運送および事業サービス収支が大幅に改善し、赤字額が前月の2億1000万ドルから1億3000万ドルに縮小した。

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