【ソウル聯合ニュース】大手広告代理店の第一企画は27日、昨年の韓国の広告費は前年比10.9%増の9兆5606億ウォン(約6845億円)で、初めて9兆ウォンを上回ったと明らかにした。今年は10兆ウォンの大台に乗る見通しだ。
 昨年の広告市場では、新聞広告の健在ぶりとモバイル広告の急成長が目立った。新聞広告費は前年比2.2%増の1兆7092億ウォンで、世界金融危機以前の水準に回復した。広告市場でのシェアは17.9%で、地上波テレビ、インターネット・モバイルに続き3位となった。
 地上波テレビ広告は、昨年は大型イベントがなかったにもかかわらず、バラエティー人気を受けた視聴率の上昇、間接広告市場の成長、バーチャル広告の拡大などで、前年比7.6%増の2兆775億ウォンと、2兆ウォン台を回復した。
 最も高い成長率を見せたのはインターネット広告で、前年比20.0%増の1兆8560億ウォンを記録。広告市場の19.4%を占めた。特に、検索広告は1兆2440億ウォンと、インターネット広告費の67.0%を占めている。
 今年初めて集計対象となったスマートフォン(多機能携帯電話)・モバイル広告費は、端末の普及で2010年の5億ウォンから昨年は600億ウォンに急成長した。

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