【ソウル聯合ニュース】韓国知識経済部が発表した2011年12月の貿易黒字で17億3000万ドルの計算ミスがあったことが20日、明らかになった。
 同部が1月1日に発表した2011年12月の輸出額(速報値)は497億ドルで、貿易黒字は39億9000万ドルだったが、実際は輸出額(確定値)477億ドル、貿易黒字は22億6000万ドルだった。
 鉄鋼企業が輸出額をドルではなく、ウォンで申告したためという。
 関係庁関係者は「輸出入統計は申告内容をそのまま反映し、算出してから検証を経て、ミスを修正している」と説明した。同関係者によると、申告段階で確認は行わず、ミスが発覚した場合に統計を更新しているという。
 しかし、国の政策の重要な基準となる統計のミスは国の政策の誤りや信頼の失墜、統計に対する不信につながりかねない。このため、輸出入統計の作成に検証システムがないことは問題だとの声が上がっている。

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